早いものでもう年の瀬だ.卒論が全く終わっていないので,年末ぎりぎりまで大学に通っている.今年度は私が見ている学生が10人で,日大に来てから最も少ないのだが,まじめに取り組もうとする学生が多いので結構時間がかかってしまっている.年内に,と思ってたが,とてもじゃないけど無理そうだ.
学生が頑張っているのを傍目に,今年を振り返ってみる.今年は,いろんな意味で何かと大変な年だった.時間的にも精神的にも研究に集中することが難しく,思った以上に成果が上がらなかった.研究関連の成果は以下の通り.
・私がファーストの論文に関しては2本投稿したもの,いずれもアクセプトには至らず.
・共著論文は何本かアクセプト.うち一本は,コレスポ.調査が大変だった岐阜大のHさんの論文が出たのはちょっとうれしい(Y君ご苦労様です).
・哺乳類科学に書評を書いた.次号に掲載予定.
・科研費は基盤Bが無事に採択.だけど,思ったように進捗せず.
・査読は可能な限り受けた.Biological Conservation2本,Journal of Animal Ecology,Ecography,Remote Sensing in Ecology and Evolution,Ecological Modelling,Ecological Research,Mammal Study,哺乳類科学それぞれ1本.例年並みか若干本数としては少なめ.
・学会発表に関しては,哺乳類学会はやむを得ない事情で急きょ参加取りやめ.3月の生態学会では自由集会を企画中.これは新しい人とも知り合いになれたし,やり取りが楽しくもある.
・調査は,コロナもあって結構制約が多い.夏は千葉県のMさんと共同調査を実施したが,まだ必要なデータ化を終えられていない...(Mさん,ごめんなさい).
・今年最大の喜びは,Hさんの学振がギリギリ当たったこと.来年度からは学振に当たる価値が結構変わりそうなので,狭き門を突破できたのは素晴らしい.
以下にHさん関連の動画を貼り付けてみる.来年は,もう少しゆっくり楽しみながら毎日を過ごしたい.